太陽と月
好きだから
恋は盲目だっていうけれど
それは本当かもしれない
本当に好きだったら、どんな事も怖くない
例え、どんなにその代償が大きくても
その人の為なら、痛くも痒くもない
――あんな宣言しておいて、後には引けなくなってしまった私
それでも、少しでもチャンスがあるのなら
少しでも私を見てくれるかもしれないなら
私は我武者羅になって頑張るだろう
「星野支配人!! 頼まれていた資料揃えておきました!!」
「そこに置いておいて」
物凄いスピードでパソコンのキーを打つ星野支配人
画面を見つめたまま、そう言って
カタカタと文章を打ち込んでる