太陽と月


「バカ騒ぎが好きな奴らでさ。悪いけど、付き合ってくれないかな?」

「はいっ。ぜひお手伝いさせて下さいっ」



テーブルの上で指を絡めながら私の顔を覗き込んだ南様に、ニッコリと微笑む

そんな私の姿を見て、安心した様にドサッと椅子の背もたれに倒れ込んだ南様




「あ~担当が瀬川さんで良かった~」

「え?」

「実はね、前に他の会場で余興をやった時は、担当のプランナーさんが微妙でね...当日まで会場を貸してもらえなかったり、余興で使えたり持ち込めたりするものに制限があったりで、当日は散々だったんだ」

「そうだったんですか..」

「でも、瀬川さんは親身に話も聞いてくれるし、今回はいい余興ができそうだよ」




そう言って、柔らかく笑った後座ったままペコリと頭を下げた南さん




「どうぞ、よろしくお願いします」



そして勢いよく頭を上げて、満面の笑みで笑った

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