太陽と月




窓の外から眩しい程の閃光が散った

それと同時に



――――ドォォォンッ!!!



突然耳を貫く様な轟音が世界を覆う

体の中心が震えると同時に、その場で飛び上がった




「何っ!?」




突然の事で訳が分からず、恐怖で声が震えた

それと同時に、今まで煌々と点いていた電気がパッと消えた




「え!? 停電!?」




何一つ見えない世界で、再び轟音が鳴る

体を震わせる様な、鼓膜に打ちつけられる音



雷だ





「しゅ…主任!!」



ガタガタと震える中、恐怖にのまれて訳が分からなくなり思わず主任を呼び、真っ暗な世界を進もうと試みる

すると






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