隣の芝生は青い
優香と付き合ってるんじゃないの?

私は優香を裏切るの?



そんなことが頭をぐるぐる回り始めた。



「お酒、飲みすぎたんじゃない?」


「芽衣子ほど、飲んでないよ。今日も大地たちに飲まされてたね。」


「見てたんなら止め……んっ……」


「だってさ、芽衣子ってっぱらうとすきだらけになるから」


「仁………んんっ……」


「ほらね。すきだらけ。・・・・可愛い」




彼とのキスがどんどん私の思考力を奪っていく。








判断力さえも。





私はその日、彼と一夜を共にした。









< 14 / 20 >

この作品をシェア

pagetop