キミとコイとー…
愛「美菜っ…あのね…」
美「わお!愛桜どうかした?」
この子は須藤美菜。
小学校からの幼なじみ。
私の、お姉ちゃんみたいな存在。
二年生に彼氏がいて、恋愛経験豊富だから、高野からの手紙について相談した。
するとー…
美「ふーん…高野やるね~…」
とニヤニヤする美菜。
愛「えっ…何々?」
美「あんた…どこまで無自覚なんだか…」
愛「へ…?」
美「へ…?じゃない!何も思わなかったの?この手紙読んで。」
愛「えっと…゛須田が好き¨って…どの好きかわかんなくて…」
美「あんたね…下駄箱に手紙入れるのは、男子の告白の主流だよ?わかる?」
愛「こ、こここ…告白ーーーーー!?」
美「てか、あんた…モテててるんだよ?結構。」
愛「そ、そそ…そうなの…?」
美「ダメだこりゃ…」
呆れたように肩をすくめる美菜を見ながら、私はぼんやりと高野のことを考えた。
(愛桜side)