ピノキオとダンス
・あとがき・
いつものように、読んで下さった全ての皆様、ありがとうございました。この出会いに感謝します。
3人称をやってみたかったのです。それと、何か漠然とした不思議な感覚を書いてみたかった。3人称ということもあって勝手もわからず、いつもの私の騒がしい文章がなくなってしまって、ちょっと固めの印象の作品になりましたが、雰囲気は書きたかったものを書けたので、これで良しとします。
大切な人形が、いますか?
私は昔からそういうものがなくて、友達が人形を大切にしているのを不思議に思ってました。どうしてだろうって。あれには、命がないのに、そう思って。
そして今、まさに自分の子供達が、人形を大切にしているのをやっぱり不思議に思ってみています。
上の娘は相方の父が3歳の時に買ってくれた兎のぬいぐるみを「うーちゃん」と呼んで毎日一緒に寝てますし、下の息子は1歳の時に肺炎で入院したさい、うちの実家の母が買ってくれたバイキンマンの人形を今でも抱きしめて寝てます。
ばい菌を抱いて寝ている!と私がからかうと、相方に叱られます。まあそんなことはどうでもいいんですけどね。
あ、何が書きたいか判らなくなってしまった。
とにかく、この世には必ずあると信じているパラレルワールドを書いてみたかったのでした。
いつもに比べて異常に時間がかかったのは、ファンタジーというカテゴリーと3人称の挑戦のせいだと思って下さい。
暗めの話なのに、沢山の方が読んで下さって嬉しかったです。
ありがとうございました。
皆様、素敵な年末年始をお過ごし下さい。
2013年12月12日 明紫