変化


3時にバイトが終わった。

家に早く帰れる。

そう思っていたら
オーナーに捕まって
ひたすら話を聞いて
30分くらいたってしまった。

でもちょうど配送のトラックが駐車場に止まった。

気持ちがらくになった。


「由美さあー彼氏いないの?」

急にバイト仲間の優樹菜にゆわれた。
「なんでー?へん?」
笑いながらそういった。

お兄さんが来た。

「変ぢゃなくて不思議だと思って。モテるのに…」

モテても相手が相手ぢゃね。
てきとーにあしらって店を出た。


別に彼氏をつくらない訳じゃない。
ただ本気で好きになれない。
なったとしてもあたしを見てくれない。

ほっとけ。
ただそれだけ。


お兄さんがすこしだけ笑いかけてくれた。

うれしい。
それだけでいーじゃん。

帰り道
晴れた空を見ながら
帰った。

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