「死ね」

帰ったと同時に発された言葉。

涙ぐんでる弟の光輝が傷だらけで立っていた。

「出てけ!!」

父親の声に光輝は家を出た。

母親はそばにいたのに何もゆわず弟の昴と祐也についていた。

あたしは近くにあった本をそいつらにぶつけて光輝を追った。


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