貴方をくれなきゃ悪戯するよ?【ハロウィン短編】
「ごめんなさ…ひゃあ!?」


慌てて謝って離れようとしたのに、


晴樹はクスッと笑って急にしゃがんだかと思えば、


私を肩に担いで立ち上がった。



う……こんなことならダイエットしておけば良かった…。


掴まるものが何もなくて、思わずぎゅっと目を閉じる。



ふと、やけに足がスースーする気がした。


今日の服装ってなんだっけ…。



さっきまではズボンだったけど、吸血鬼の衣装に着替えて…。
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