Since we were born
音楽の時間になるといつも以上に言葉数が減っているのは明らかだった。
でも、三年生の秋のゆうきは音楽室にいるにもかかわらず手をあげて発言していた。
「先生、さっちゃんがピアノ弾けるよ‼」
その日は三ヶ月後の音楽会のピアノ担当を決めていた。
本来ならピアノを習ってる子が弾くのだけど、クラスに誰も弾ける人がいなかった。
そこでゆうきが私をピアノにと言ったのだ。
確かに鍵盤ハーモニカが好きで家でも弾いていたけど、ピアノとはまた話が違う。
「そうね。さちさん鍵盤ハーモニカも上手だし、お願いしてもいいかしら?」
でも、三年生の秋のゆうきは音楽室にいるにもかかわらず手をあげて発言していた。
「先生、さっちゃんがピアノ弾けるよ‼」
その日は三ヶ月後の音楽会のピアノ担当を決めていた。
本来ならピアノを習ってる子が弾くのだけど、クラスに誰も弾ける人がいなかった。
そこでゆうきが私をピアノにと言ったのだ。
確かに鍵盤ハーモニカが好きで家でも弾いていたけど、ピアノとはまた話が違う。
「そうね。さちさん鍵盤ハーモニカも上手だし、お願いしてもいいかしら?」