Since we were born
結局、その頃から負けず嫌いだった私はうんと頷いた。



でも本当に出来るか不安で仕方のない私は、勝手に私の名前を上げたゆうきを少し恨めしく思っていた。




だからいつものように一緒に帰ろうと言ってきたゆうきに



「ゆう君のバカッ‼」



と怒鳴って1人で歩き出した。


それでも訳がわからず追いかけて付いてくるゆうきが鬱陶しくて



「どっか行ってよバカッ‼」



と思いっきり後ろに突き飛ばした。
ゆうきは尻と手をベタんっと地面に着いた。


グスンッ



と鼻をすすったゆうきを見て私は流石にやり過ぎたとゆうきに近寄った。
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