Since we were born
このころ俺はさちに抱いた初めての気持ちが好きだという気持ちだとわかっていなかった。



ずっと一緒にいたから、何でも知ってるから
こんな気持ちを持つこと自体がダメなことだとどこかで思っていた。



だから、週3回のランニングは続けていたけど、さちの家の屋根が見えて来ると避けるように道を引き返すようにしていた。

ーーーーーー
そんな中学生の俺を思い出すだけで、もどかしくて恥ずかしくて走るスピードを上げていった。
< 41 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop