Since we were born
さち
部屋の外からタッタッタッと軽やかな足音がする。
今日もゆうきは走っているのだろう。
私は水の入ったペットボトルを冷蔵庫に取りに行き、また自室に戻ってカーテンの隙間から外をうかがった。
外にはゆうきが肩で息をして立っていた。
私はガラガラと窓を開けるとペットボトルを投げた。
弧を描いたペットボトルをゆうきは見事にキャッチする。
「お疲れ‼」
ゆうきは私に無言で手を上げて礼を言った。
この窓辺てゆうきを待つようになったのは中学の時からだった。
今日もゆうきは走っているのだろう。
私は水の入ったペットボトルを冷蔵庫に取りに行き、また自室に戻ってカーテンの隙間から外をうかがった。
外にはゆうきが肩で息をして立っていた。
私はガラガラと窓を開けるとペットボトルを投げた。
弧を描いたペットボトルをゆうきは見事にキャッチする。
「お疲れ‼」
ゆうきは私に無言で手を上げて礼を言った。
この窓辺てゆうきを待つようになったのは中学の時からだった。