Since we were born
中学に入ってゆうきは自分のことを“俺”って言うようになった。
身長も伸びて、声も低くなってどんどん男子らしくなった。



そんな変わっていくゆうきを見て、私の知らない人になって行くようで怖かった。
それでも、一緒にいたくて大変だったけど登下校では自転車をこぐスピードを合わせてた。


でも週3回、走るのが大好きなゆうきに会えるのが1番嬉しかった。





そんな楽しみが一時期途絶えた。



私にとって二度めの失恋。
ゆうきに彼女ができた時だった。
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