Since we were born
10分ほどして、さちは自分で席から立ち上がった。




「さち、家に帰ろっか?」



と俺の腕を差し出した。
さちは一瞬だけ躊躇したが、大人しく捕まってくれた。




地元の駅に着くと、心配して俺とさちの母親達がさちを待っていた。
俺は家まで来ると礼を言うおばさんにさちを引き渡して、見送った。
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