全部の中のひとつだけ


 ゆらゆらと揺れる意識の中で


 膝枕をねだって頭を乗せてくる君の


 その重みだけで


 この世と繋がっているような気がするんだ


 俺はここにいていいんだな


 そう感じてふと涙ぐみそうになる




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