最大の出来事
二人で家に帰ると、鍵を開ける前に空夜がドアを開けてくれた。
「ただいま。空夜」
「おかえり。育実。璃穏兄ちゃん」
「何をしていたの?」
育実の質問に返事をしようとした空夜は視線を下に落とした。
「えっと・・・・・・ゲーム?」
どうしてそこで疑問系になるのか、育実と璃穏は謎だった。
「それに漫画も・・・・・・」
「わかった」
どうやらひたすら遊んでいたようなので、育実はスーパーの袋を抱え直して、キッチンへ向かおうとすると、それが手から離れていた。
いつの間にか空夜がそれを持っていて、黙ってキッチンのテーブルへ置いてくれた。
「ありがとう」
「いいって、これくらい」
優しい弟だと璃穏が空夜に言うと、空夜は育実が重そうに持っているから、持っただけであることを伝えた。
ほんのりと空夜が頬を赤く染めていることに気づいた育実は不思議そうに見つめている。
「ほ、ほら!早く片づけないと!」
「う、うん!」
育実の視線に気づいた空夜は片づけるように育実を急かした。
「空夜、土産があるんだ」
「本当!?」
璃穏の発した言葉に、空夜は表情を明るくした。
「俺じゃなくて、育ちゃんが買ったものだよ」
「それを先に言ってくれよ」
「ただいま。空夜」
「おかえり。育実。璃穏兄ちゃん」
「何をしていたの?」
育実の質問に返事をしようとした空夜は視線を下に落とした。
「えっと・・・・・・ゲーム?」
どうしてそこで疑問系になるのか、育実と璃穏は謎だった。
「それに漫画も・・・・・・」
「わかった」
どうやらひたすら遊んでいたようなので、育実はスーパーの袋を抱え直して、キッチンへ向かおうとすると、それが手から離れていた。
いつの間にか空夜がそれを持っていて、黙ってキッチンのテーブルへ置いてくれた。
「ありがとう」
「いいって、これくらい」
優しい弟だと璃穏が空夜に言うと、空夜は育実が重そうに持っているから、持っただけであることを伝えた。
ほんのりと空夜が頬を赤く染めていることに気づいた育実は不思議そうに見つめている。
「ほ、ほら!早く片づけないと!」
「う、うん!」
育実の視線に気づいた空夜は片づけるように育実を急かした。
「空夜、土産があるんだ」
「本当!?」
璃穏の発した言葉に、空夜は表情を明るくした。
「俺じゃなくて、育ちゃんが買ったものだよ」
「それを先に言ってくれよ」