最大の出来事
同じ高校に通おうかどうしようか考えている空夜はそれを聞いて、嫌そうに顔を歪めた。
「ピアスが駄目だったら、イヤーカフスとかは?あれだったら、わざわざ開けなくていいだろ?」
「・・・・・・もらった!」
「受け入れないで!」
璃穏は名案だと思い、一気に表情が明るくなった。
喧嘩をする、髪を染める、おまけにピアスをすることまで考えていた璃穏を見て、学校のときと違うので、育実は大きなギャップを感じていた。
「さっきの話の続きをする?」
「さっき?」
「弁当の話」
「その話ね・・・・・・」
すっかり忘れていて、慌ててその話を璃穏とした。
「もしかして忘れていた?」
「まさか!」
育実は作り笑顔をしながら、頭をブンブンと振る。
「育実、嘘だろ?」
「空夜は静かにして」
それから数十分、弁当を作ることについて話し合いの結果、作るのは週三になってしまった。育実がどんな弁当にしようかと悩んでいる一方で、璃穏はひたすら喜んでいた。
自分が作ったものを何度でも食べたいと思ってくれることに嬉しさを感じつつ、少々複雑だった。
「ピアスが駄目だったら、イヤーカフスとかは?あれだったら、わざわざ開けなくていいだろ?」
「・・・・・・もらった!」
「受け入れないで!」
璃穏は名案だと思い、一気に表情が明るくなった。
喧嘩をする、髪を染める、おまけにピアスをすることまで考えていた璃穏を見て、学校のときと違うので、育実は大きなギャップを感じていた。
「さっきの話の続きをする?」
「さっき?」
「弁当の話」
「その話ね・・・・・・」
すっかり忘れていて、慌ててその話を璃穏とした。
「もしかして忘れていた?」
「まさか!」
育実は作り笑顔をしながら、頭をブンブンと振る。
「育実、嘘だろ?」
「空夜は静かにして」
それから数十分、弁当を作ることについて話し合いの結果、作るのは週三になってしまった。育実がどんな弁当にしようかと悩んでいる一方で、璃穏はひたすら喜んでいた。
自分が作ったものを何度でも食べたいと思ってくれることに嬉しさを感じつつ、少々複雑だった。