最大の出来事
恋愛話
食事を終えて外へ出ると、風が吹いていて涼しかった。
「せっかくだから、前に空夜が教えてくれた店へ行ってみない?」
「璃穏君、今、お金・・・・・・」
育実が払うことを拒んでいると、璃穏が安心させるように笑った。
「俺が奢るから」
「そんな、駄目だよ!」
それを聞いた育実は首を横に振った。
「今日、二回目だよ?」
「気にしなくていいから」
食事だって奢ってもらったのに、その上また奢ってもらう訳にはいかない。
「でも、悪いよ・・・・・・」
「空夜も食べたがっていたから。育ちゃんは食べたくない?」
「食べたい」
「だったら、買いに行こう」
断る理由がなくなり、店へ向かい、店内に入ると、思っていたより客が少なかった。
店内は明るく、白を基調としている。ピカピカに磨かれたショーケースの中には数十種類のタルトが綺麗に並べられている。
「空夜、何がいいかな?」
空夜が何か甘いものを買うときはいつも日によって違う。育実が端から順に見ていると、隣に立っている璃穏とぶつかった。
「せっかくだから、前に空夜が教えてくれた店へ行ってみない?」
「璃穏君、今、お金・・・・・・」
育実が払うことを拒んでいると、璃穏が安心させるように笑った。
「俺が奢るから」
「そんな、駄目だよ!」
それを聞いた育実は首を横に振った。
「今日、二回目だよ?」
「気にしなくていいから」
食事だって奢ってもらったのに、その上また奢ってもらう訳にはいかない。
「でも、悪いよ・・・・・・」
「空夜も食べたがっていたから。育ちゃんは食べたくない?」
「食べたい」
「だったら、買いに行こう」
断る理由がなくなり、店へ向かい、店内に入ると、思っていたより客が少なかった。
店内は明るく、白を基調としている。ピカピカに磨かれたショーケースの中には数十種類のタルトが綺麗に並べられている。
「空夜、何がいいかな?」
空夜が何か甘いものを買うときはいつも日によって違う。育実が端から順に見ていると、隣に立っている璃穏とぶつかった。