最大の出来事
育実を見た璃穏が笑いかけると、照れた育実は危うく自分の弁当を床に落としそうになったので、璃穏が声を上げた。
「どうかしたか?」
「ううん、何も!」
「あ!」
友希も育実が弁当を落としかけたことに気づいた。
「信多って一人でいても騒がしそうだな・・・・・・」
「そ、そうかな?」
友希はカツレツサンドを大口を開けて食べながら、育実をじっと見ている。
そのとき英語の先生が教室へ入ってきて、育実に話しかけている。どうやらノートを出し忘れていたようで、育実は慌ててノートを先生に提出した。
「珍しいな。ドジでいろんなものを破壊するけれど、忘れ物なんてしないのに・・・・・・」
「忘れたんじゃないよ。出すのがちょっと遅くなっただけ・・・・・・」
「白沢?」
育実が少し前に自分のノートを提出しようとしたとき、担任の先生に仕事を頼まれた。そのことを英語の先生も知っていたから、後から提出するように育実に言った。
璃穏はそれを近くで見ていたので、育実が忘れたのではないことを知っていた。
「どうしてお前がそんなことを知っているんだよ?」
「た、たまたま見たんだよ」
「話が変わるけどさ、白沢が好きな女のタイプってどんな奴だ?」
「どうかしたか?」
「ううん、何も!」
「あ!」
友希も育実が弁当を落としかけたことに気づいた。
「信多って一人でいても騒がしそうだな・・・・・・」
「そ、そうかな?」
友希はカツレツサンドを大口を開けて食べながら、育実をじっと見ている。
そのとき英語の先生が教室へ入ってきて、育実に話しかけている。どうやらノートを出し忘れていたようで、育実は慌ててノートを先生に提出した。
「珍しいな。ドジでいろんなものを破壊するけれど、忘れ物なんてしないのに・・・・・・」
「忘れたんじゃないよ。出すのがちょっと遅くなっただけ・・・・・・」
「白沢?」
育実が少し前に自分のノートを提出しようとしたとき、担任の先生に仕事を頼まれた。そのことを英語の先生も知っていたから、後から提出するように育実に言った。
璃穏はそれを近くで見ていたので、育実が忘れたのではないことを知っていた。
「どうしてお前がそんなことを知っているんだよ?」
「た、たまたま見たんだよ」
「話が変わるけどさ、白沢が好きな女のタイプってどんな奴だ?」