最大の出来事
それを友希は全身が凍りついたので、何も話すことができなかった。
「好きなタイプでしょ?うーんと・・・・・・」
俯いて考えていると、育実が作ってくれた弁当が見えた。
「やっぱり料理が得意な子かな」
「それってこれを作ってくれている子のことか?」
友希が弁当を見ると、璃穏は笑って否定した。
「まさか、違うよ」
まだ互いに話すようになったばかりなので、そんなすぐに恋愛感情を抱いて、好きになったりしない。
「クラスの奴だったら、誰がいいんだ?」
名前を出したら、完全に本人に誤解されてしまう。
「タイプに近い奴だ。そんなに深く考えるなよ」
「阿佐部君は?」
「また俺からかよ!」
教室内を見渡し、自分の好みの相手を確認した。
誰にも知られたくないので、友希は璃穏にそっと耳元で伝えた。
「今来・・・・・・」
「そうなんだ、今来さんね」
「私がどうかした?」
本人が友希と璃穏の目の前にいるので、二人して大声を上げた。
「ちょっと何なのよ・・・・・・」
「わ、悪い・・・・・・」
「私に用があるんじゃないの?」
「えっと・・・・・・」
「好きなタイプでしょ?うーんと・・・・・・」
俯いて考えていると、育実が作ってくれた弁当が見えた。
「やっぱり料理が得意な子かな」
「それってこれを作ってくれている子のことか?」
友希が弁当を見ると、璃穏は笑って否定した。
「まさか、違うよ」
まだ互いに話すようになったばかりなので、そんなすぐに恋愛感情を抱いて、好きになったりしない。
「クラスの奴だったら、誰がいいんだ?」
名前を出したら、完全に本人に誤解されてしまう。
「タイプに近い奴だ。そんなに深く考えるなよ」
「阿佐部君は?」
「また俺からかよ!」
教室内を見渡し、自分の好みの相手を確認した。
誰にも知られたくないので、友希は璃穏にそっと耳元で伝えた。
「今来・・・・・・」
「そうなんだ、今来さんね」
「私がどうかした?」
本人が友希と璃穏の目の前にいるので、二人して大声を上げた。
「ちょっと何なのよ・・・・・・」
「わ、悪い・・・・・・」
「私に用があるんじゃないの?」
「えっと・・・・・・」