最大の出来事
「俺も戻るか」
空夜は冷蔵庫からチョコレートを二個取って、そのまま部屋へ向かった。
キッチンには育実と璃穏だけとなって、静けさが増した上に居心地が悪い。
「育ちゃん」
「な、何?」
さっき、空夜や母親が言っていたことについて何か言われる。
そう思って、育実は璃穏に顔を向けて、続きを言うことをじっと待った。
「はい、これ」
璃穏が鞄の中から出したのは透明な包みに入っている数種類のスナック菓子。ボウリングをする前に璃穏がクレーンゲームで取ったもの。
育実の好きなものが入っているので、それを取るために何度も挑戦したらしい。
「ありがとう」
「どういたしまして。俺、鞄を置きに行くね」
「璃穏君!」
思わず呼び止めてしまった育実はお菓子を両手で前に出した。
「もし、良かったら、一緒に食べない?」
「うん!」
その後、育実と璃穏は二人でスナック菓子を分けて食べた。
空夜は冷蔵庫からチョコレートを二個取って、そのまま部屋へ向かった。
キッチンには育実と璃穏だけとなって、静けさが増した上に居心地が悪い。
「育ちゃん」
「な、何?」
さっき、空夜や母親が言っていたことについて何か言われる。
そう思って、育実は璃穏に顔を向けて、続きを言うことをじっと待った。
「はい、これ」
璃穏が鞄の中から出したのは透明な包みに入っている数種類のスナック菓子。ボウリングをする前に璃穏がクレーンゲームで取ったもの。
育実の好きなものが入っているので、それを取るために何度も挑戦したらしい。
「ありがとう」
「どういたしまして。俺、鞄を置きに行くね」
「璃穏君!」
思わず呼び止めてしまった育実はお菓子を両手で前に出した。
「もし、良かったら、一緒に食べない?」
「うん!」
その後、育実と璃穏は二人でスナック菓子を分けて食べた。