最大の出来事
璃穏が眠りそうになっているので、友希が肩を激しく揺さぶる。
「おい、寝るなよ」
「・・・・・・起きているよ?」
璃穏の顔がまだ眠そうで、育実は昨日のことを思い出す。
昨日は眠るまで璃穏に一緒にいてもらい、先に眠ったので、璃穏が何時に眠ったのか知らない。朝だって弁当を作るために早起きをしたものの、璃穏の部屋から物音が響いていたので、もしかしたら、育実より早起きをしていた可能性がある。
「痛っ!」
考えることをやめて友希を見ると、璃穏に弁当の蓋で指を挟まれていた。
「だから、駄目だって」
「ちょ、ちょっと、おい!指・・・・・・」
「痛そうだな・・・・・・」
「見ていないで助けてくれ!」
潤一がパンを頬張りながら言っていると、悠が璃穏を止めている。
指を抜くことができた友希は自分の指を撫でていて、璃穏は誰にも取られないようにさっさと食べている。悠が喉に引っかかるかもしれないからゆっくり食べるように言っても、スピードは変わらなかった。
「みんな、冬休みはどこかへ行くの?」
「おい、寝るなよ」
「・・・・・・起きているよ?」
璃穏の顔がまだ眠そうで、育実は昨日のことを思い出す。
昨日は眠るまで璃穏に一緒にいてもらい、先に眠ったので、璃穏が何時に眠ったのか知らない。朝だって弁当を作るために早起きをしたものの、璃穏の部屋から物音が響いていたので、もしかしたら、育実より早起きをしていた可能性がある。
「痛っ!」
考えることをやめて友希を見ると、璃穏に弁当の蓋で指を挟まれていた。
「だから、駄目だって」
「ちょ、ちょっと、おい!指・・・・・・」
「痛そうだな・・・・・・」
「見ていないで助けてくれ!」
潤一がパンを頬張りながら言っていると、悠が璃穏を止めている。
指を抜くことができた友希は自分の指を撫でていて、璃穏は誰にも取られないようにさっさと食べている。悠が喉に引っかかるかもしれないからゆっくり食べるように言っても、スピードは変わらなかった。
「みんな、冬休みはどこかへ行くの?」