最大の出来事
「璃穏!詳しい日にちや場所はメールで知らせるから」
「うん、わかった」
「よし!楽しみだな!」
潤一がガッツポーズをすると、制服のポケットから四つに折られた紙が音を立てて落ちたので、それを育実が拾った。
「種房君、落としたよ」
「何だっけ?それ」
「潤一、もしかして・・・・・・」
潤一がなくしていた提出用プリントだと悠が考えていると、提出期限が書かれているところが見えた。
提出期限は今日提出しなくてはならないので、時計を見て焦った潤一は口の中にコンビニで買ったパンを詰め込んだ。そのせいで喉に詰まり、自分の胸を強く叩いている。
「大丈夫!?」
「んぐぐっ!」
育実は自動販売機で買ったお茶を潤一に渡すと、彼はそれを一気に飲み干した。
潤一が落ち着いたので、続けてプリントを渡そうとしたとき、彼の人差し指から血が出てしまった。
「ご、ごめんなさい!」
「あぁ、平気だから・・・・・・」
二十分経ったら、昼休みが終わって、次の授業が始まる。
急いで屋上を後にしようとしている潤一を育実が強引に引き止め、絆創膏を傷口に貼った。
「ありがとう、信多さん」
「お礼なんて言わないで・・・・・・」
「うん、わかった」
「よし!楽しみだな!」
潤一がガッツポーズをすると、制服のポケットから四つに折られた紙が音を立てて落ちたので、それを育実が拾った。
「種房君、落としたよ」
「何だっけ?それ」
「潤一、もしかして・・・・・・」
潤一がなくしていた提出用プリントだと悠が考えていると、提出期限が書かれているところが見えた。
提出期限は今日提出しなくてはならないので、時計を見て焦った潤一は口の中にコンビニで買ったパンを詰め込んだ。そのせいで喉に詰まり、自分の胸を強く叩いている。
「大丈夫!?」
「んぐぐっ!」
育実は自動販売機で買ったお茶を潤一に渡すと、彼はそれを一気に飲み干した。
潤一が落ち着いたので、続けてプリントを渡そうとしたとき、彼の人差し指から血が出てしまった。
「ご、ごめんなさい!」
「あぁ、平気だから・・・・・・」
二十分経ったら、昼休みが終わって、次の授業が始まる。
急いで屋上を後にしようとしている潤一を育実が強引に引き止め、絆創膏を傷口に貼った。
「ありがとう、信多さん」
「お礼なんて言わないで・・・・・・」