君だから。
『...いきなり何!?』
突然のこの状況についていけない。
「お前最近おかしいぞ?」
珪は怪訝そうな表情を見せる。
『...そんな事無い』
その原因は自分が一番知っているけど、そんなこと言えるはずない。
「いや、自分でも分かってるだろ。昼飯も飲み物しか飲まなくて、最近ずっと顔色悪いし、今だってそんなにフラついてる。どうしたんだよ、いきなり。」
珪は私に近付いて下を向いている私の顔を覗き込んだ。