オフィスラヴ-鬼上司の対処方法ー
俺自身、真面目だから・・・
義理の妹になってしまった巴のコトを。
「痛っ」
ぼんやりと巴のコトを考えていると湯呑で破片で薬指を切ってしまった。
美木のデスクの端っこに置かれたトレーの上に破片を載せた。
巴が布巾を持って給湯室から戻って来た。
「部長?指から血が出てますよ」
巴は心配そうに俺の指先を覗き込む。
「これぐらい、大丈夫だ」
俺は切った指の血のペロッと舌で舐め、立ち上がる。
「後は自分で片付けろっ」
「怒らないんですか?部長」
「お前は俺に怒って欲しいのか?お前はMか??」
「いえ・・・何だか今日の部長…変な感じがして・・・」
「今日は大目に見てやるだけだ。お情けだ」
俺はそう吐き捨てて、巴に任せてデスクに戻った。
悠真と付き合うコトになった巴を応援してやるのが筋なんだけど・・・
ーーーー俺には出来なかった。
義理の妹になってしまった巴のコトを。
「痛っ」
ぼんやりと巴のコトを考えていると湯呑で破片で薬指を切ってしまった。
美木のデスクの端っこに置かれたトレーの上に破片を載せた。
巴が布巾を持って給湯室から戻って来た。
「部長?指から血が出てますよ」
巴は心配そうに俺の指先を覗き込む。
「これぐらい、大丈夫だ」
俺は切った指の血のペロッと舌で舐め、立ち上がる。
「後は自分で片付けろっ」
「怒らないんですか?部長」
「お前は俺に怒って欲しいのか?お前はMか??」
「いえ・・・何だか今日の部長…変な感じがして・・・」
「今日は大目に見てやるだけだ。お情けだ」
俺はそう吐き捨てて、巴に任せてデスクに戻った。
悠真と付き合うコトになった巴を応援してやるのが筋なんだけど・・・
ーーーー俺には出来なかった。