オフィスラヴ-鬼上司の対処方法ー
綾部は戻って来て割れた湯呑の破片を拾い始めた。



俺も椅子を引いて綾部の元に近寄った。



破片で怪我をしたのか中指の指先に血が滲んでいる。



「使えない…」


俺は綾部に辛辣な言葉を浴びせながらしゃがんで手伝った。



歓迎会では俺の名前を可愛い名前だと本気で言うし。


何度も怒れば…鬼だと言うし。



精神年齢が低いのか…社会人としての云々が欠けている。



でも、そんな彼女の天然さを可愛いと思う俺も馬鹿だった・・・




コイツを偽カノにしようか…



< 18 / 118 >

この作品をシェア

pagetop