オフィスラヴ-鬼上司の対処方法ー
そんな私の肩を抱き寄せて来る有栖川部長。


「香奈枝…紹介する…コイツが俺の女・綾部巴だ」


部長は低い少し威圧的な声で香奈枝さんに紹介する。



「ふうん」


納得してるような雰囲気は全くない。

逆に偽カノだって疑われている?


「初めまして…綾部巴です…」


声を上ずらせながらも私も自己紹介した。



部長は香奈枝さんの前に私は隣に腰を下ろす。



店員はこれから始まる修羅場を全く知らず…水とおしぼりを出して厨房に消えた。

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