オフィスラヴ-鬼上司の対処方法ー
そして…何もオーダーせずに帰ってしまった。



「あれで…別れられたんですか?」



「みたいだな…お前…それよりも…あっちに座り直せ…」


香奈枝さんが座っていた椅子を指さす。



「は、はい・・・」



私は香奈枝さんの座っていた椅子に座り直した。




「…俺の奢りだ…好きなメニューを選べ…」



「でも…湯呑の…」



「偽カノの礼だ…」



「はぁ…」




部長は先にオーダーしたジントニックを口にした。




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