オフィスラヴ-鬼上司の対処方法ー
ACT5♥注目の的
巴side-
「おはようございます…」
私がオフィスに入ると宇谷先輩を中心にコソコソと輪に女子社員達が内緒話。
「あ、あの…何を話されているんですか?」
私も輪に混ざりたくて話し掛けた。
「綾部さん貴方…今朝、有栖川部長の車の助手席に乗ってたわね」
有栖川部長は運転に集中していて気づいていなかったけど、宇谷先輩らしき人が歩いているなぁーと思った。
やはり、あれはらしき人ではなく宇谷先輩本人だったか・・・
「あれには深い事情がありまして・・・」
「深い事情?」
宇谷先輩達の視線が急激に鋭くなり、私に突き刺さる。
「!?」
私の背後に大きな影が迫り、そのまま引きずられるように奥のミーティングルームに押し込められた。
「部長?」
有栖川部長は外の様子を伺い、リモコンを操作して透明の硝子をくもり硝子に変えた。
私達二人の姿は外からは全く見えない。普段はオープンスペースの部屋が密室となった。
私がオフィスに入ると宇谷先輩を中心にコソコソと輪に女子社員達が内緒話。
「あ、あの…何を話されているんですか?」
私も輪に混ざりたくて話し掛けた。
「綾部さん貴方…今朝、有栖川部長の車の助手席に乗ってたわね」
有栖川部長は運転に集中していて気づいていなかったけど、宇谷先輩らしき人が歩いているなぁーと思った。
やはり、あれはらしき人ではなく宇谷先輩本人だったか・・・
「あれには深い事情がありまして・・・」
「深い事情?」
宇谷先輩達の視線が急激に鋭くなり、私に突き刺さる。
「!?」
私の背後に大きな影が迫り、そのまま引きずられるように奥のミーティングルームに押し込められた。
「部長?」
有栖川部長は外の様子を伺い、リモコンを操作して透明の硝子をくもり硝子に変えた。
私達二人の姿は外からは全く見えない。普段はオープンスペースの部屋が密室となった。