オフィスラヴ-鬼上司の対処方法ー
寝息を立てて眠る綾部を起こすのも気が引けて、そのまま彼女を車内から連れ出した。


「寝ると人って重くなるんだよな・・・」



俺は綾部をお姫様抱っこしてエントランスのドアまで運ぶ。



酔ってなくても眠ってしまうなんて、俺は綾部に信用されてるのか?


俺は既に彼女の中で義理の兄として位置づけられ、家族となっている証だろうか?



相反するキモチが全てを壊したいと思う。


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