オフィスラヴ-鬼上司の対処方法ー
私はお母さんの着替えの入った紙袋を持って助手席に乗り込んだ。
「その紙袋は何だ?」
「母の着替えです」
「そっか・・・」
部長は運転席に乗り込み、キーを差し込みでエンジンをかけた。
「次は何処に行くんだ?」
「次は池袋にあるラブホテル『ブリリアンブルー』に行って下さい」
「ラブホ!?」
部長は鳩が豆鉄砲を食べたように驚いた表情になった。
「ラブホと言われても…俺とお前は…上司と部下・・・義理の兄と妹だぞ」
「そこがお母さんの仕事場なんです」
「はぁ?」
部長の目つきが瞬時に険しくなり、頭に角が出る。
「綾部お前…紛らわしい言い方するな!!」
「私が悪いんですか?」
「お前が悪い。『ブリリアンブルー』だな…行くぞ」
部長はハンドルを急激に回し、路面をタイヤで削るようにスピンさせ、走り出す。
今の部長の苛立ったキモチを表したかのような運転だった。
「その紙袋は何だ?」
「母の着替えです」
「そっか・・・」
部長は運転席に乗り込み、キーを差し込みでエンジンをかけた。
「次は何処に行くんだ?」
「次は池袋にあるラブホテル『ブリリアンブルー』に行って下さい」
「ラブホ!?」
部長は鳩が豆鉄砲を食べたように驚いた表情になった。
「ラブホと言われても…俺とお前は…上司と部下・・・義理の兄と妹だぞ」
「そこがお母さんの仕事場なんです」
「はぁ?」
部長の目つきが瞬時に険しくなり、頭に角が出る。
「綾部お前…紛らわしい言い方するな!!」
「私が悪いんですか?」
「お前が悪い。『ブリリアンブルー』だな…行くぞ」
部長はハンドルを急激に回し、路面をタイヤで削るようにスピンさせ、走り出す。
今の部長の苛立ったキモチを表したかのような運転だった。