ミカンとおれんじ ~High School~
あたしの気持ちは......
その日から、萩尾くんと少しずつ話すようになった。
隣の席だから何気なく話しかけられるし、萩尾くんが屋上に行く日は付いて行って萩尾くんの歌声を聴く。
最初は少し迷惑そうだったけど、毎回行ってたら許してくれた。
やっぱり、根は良い人なんだ。
でもクラスのみんなはそんな事を知らない。
その事が尚更、『あたし達だけの秘密』って感じがして嬉しかった。
でも――――......
「ネクラって、頭良いけど、超キモくない?」
「話しかけても大して反応しないし、つまんなーい」
「うっざ――――ぁ」
こういう話を聞いてるのは、キツかった。
隣の席だから何気なく話しかけられるし、萩尾くんが屋上に行く日は付いて行って萩尾くんの歌声を聴く。
最初は少し迷惑そうだったけど、毎回行ってたら許してくれた。
やっぱり、根は良い人なんだ。
でもクラスのみんなはそんな事を知らない。
その事が尚更、『あたし達だけの秘密』って感じがして嬉しかった。
でも――――......
「ネクラって、頭良いけど、超キモくない?」
「話しかけても大して反応しないし、つまんなーい」
「うっざ――――ぁ」
こういう話を聞いてるのは、キツかった。