ミカンとおれんじ ~High School~
「あ、......夏見さん?」
その声に振り向くと、萩尾くんが驚いたように少し目を開いて立っていた。
「あ、萩尾くん。萩尾くんて、何か委員会に入ってたっけ?」
あたしがそう尋ねると、萩尾くんは首を振った。
「先生に雑用頼まれてたんだ」
と言うと、バッグからごそごそと飴を2つ取り出し、1つを差し出した。
「『ご褒美だ』って飴を2個もらったんだけど、1個いる?」
その飴は、あたしの好きな蜜柑味だった。
嬉しくなって、ありがとう、とそれを受け取った。
その声に振り向くと、萩尾くんが驚いたように少し目を開いて立っていた。
「あ、萩尾くん。萩尾くんて、何か委員会に入ってたっけ?」
あたしがそう尋ねると、萩尾くんは首を振った。
「先生に雑用頼まれてたんだ」
と言うと、バッグからごそごそと飴を2つ取り出し、1つを差し出した。
「『ご褒美だ』って飴を2個もらったんだけど、1個いる?」
その飴は、あたしの好きな蜜柑味だった。
嬉しくなって、ありがとう、とそれを受け取った。