ミカンとおれんじ ~High School~
「はーい、HRはしゅーりょー。今日も1日がんばれー」


と先生が言って、終わりの挨拶をして、HRは終了した。


「あ、夏見!!」


「はい?」


先生に呼びかけられ、振り返る。


ちょいちょいと手招くと、あたしにクラス人数のノートをドン!!と渡してきた。


「これ、職員室に運んどいてくれ」


「は、い......」


あまりの重さに、顔が引きつる。


「いやー、クラス委員が真面目だと助かるなぁ!!」


ハッハッハと笑いながら去っていく。


ハァ、これを隣の校舎の職員室まで......。


そう、気が重くなっていると......
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