ずっと、あなた。
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「…指輪?」


私はそれ以上何も言えず
すぐに手を離した


手「…」


「どうして?」


さっきの言葉が
何度も何度も繰り返される



″好きだったんだ″



「何か言ってよ…」


俯いたまま黙り込む手越

私は嫌な予感しかしなかった



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