ずっと、あなた。
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手「変なの」


私の髪をクシャクシャにする手越
私も負けずに仕返しをした


傍から見ると
いい歳して変なカップルと
思われるかもしれない


自分が他人ならドン引きだ


でも、私達は高校の時から
きっと時間が止まっていただけ


やっと時間が進み始めた


手「もう少し寝よっか」

「うん、二度寝する」


もう一度布団に潜り込む


また包み込んでくれる彼の腕


手「大丈夫、襲わないから」

「襲わなくていいよ…」


重なるか重ならないかくらいの
軽いキスをしてまた眠りについた

夢も見ないほど熟睡した




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