ずっと、あなた。
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手「あ…うん、ごめん」


謝る彼の声は弱々しい


「私もう仕事だから…切るね」


切ろうとすると
彼の高い声が響いた



手「待って美鈴!」



美鈴と呼ばれるたび
胸の奥が苦しくなる


「…」


手「今度そっち会いに行くわ」


「…え?」



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