ずっと、あなた。
_



増「あんまピーピー泣くなよ」


ニヤリと笑う増田


「…うるさいなぁ」


膨れる私を見て
彼は「その顔」と言いながら
両腕で「×」を作った


増「じゃあな、また」


「うん、またね!」


彼の車が小さくなるまで
私は見送った


なんだか寂しかった




_
< 64 / 504 >

この作品をシェア

pagetop