きみが、トオイ
いつも、きみは


ずっと…


変わらないね



キミは


いつも、そうやって


私を虜にさせる

でも、キミはそんなつもりはないから



ほら、

また、


あの子がキミを呼び出した


きっと


告白するんだろうな…


「…私っ…、カズ…くんのことが…」


「ごめん…その呼び方やめてくれる?」



また、
そうやって


突き飛ばす



無意識だからしょうがない


って、割り切ることなんて、できないんだよ



好きになったら、もう無理なの…


「ごめん…なさい」


気の弱いあの子は、泣き出してしまった


もう、
なんで、いつもこうなのかな



でも、


キミは


知ってるんでしょ



知っててやってる



だから


そんな悲しい目をしてるんでしょ?

< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop