おひとり様の私が恋!?
ヘアメイク終了後――
夏樹さんに声をかけれられた。
「はい、終わり。」
「レナさん、目を開けて。」
ゆっくり目を開けて鏡に映ってる自分を見て驚いた。
「‥うそ、これが私?」
こんなオシャレしたことないし、華やかな洋服は似合わないと思ってた。
なのに、こんなのって‥!
もしかして夢?
そうだと思い自分の頬を右手でつねってみた。
「痛っ!‥え?!現実??」
「そんなに驚く事かい?可愛いね、レナさん。それにしても‥思った通り綺麗だ。」
「夏樹さん‥めちゃくちゃ弄ったんじゃない?」
「まさか。少し手を加えただけだよ。元々素材が良かったんだ。」
「‥…夢じゃない。」
「ひどいなぁ、まだ疑うの?頬をつねっても現実なんだけど。」
「だって‥信じられない。」
「僕が魔法をかけたんだ、夢じゃないよ。」
言われ慣れてない私は戸惑うばかりだった。
つい頬が赤くなる。