おひとり様の私が恋!?

ひょこっと顔を覗かせて扉を開けた真田さんがビックリして声を上げた。



「うわぁ!白羽さん、綺麗になったじゃないですか!!」


真田さんは私の見違えたような姿を見るなり、

夏樹さんに駆け寄り上目使いでおねだりした。


「私もヘアメイクしてくださいよ、夏樹さん♪良いでしょー?」



「無理ですね。次の仕事がありますので、失礼致します。」

ニッコリ笑うと早口で片付けを始める夏樹さんを見てポカンとする私。

 夏樹さん、かわすの上手すぎない?


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