ドレミで愛を奏でよう
*仮面の裏は…Σ( ̄□ ̄;)*

~音色~

「うっあ?あれ?なっ…何で…?」


何で?なんでナンデ??


高野道也って言えば学年で…


ううん。学校で一番のイケメンっていわれてるあだ名が“王子”の人。


いつもニコニコしてて、同じクラスの男の子。


沈黙の中、流れているのはカラオケのメロディーだけ。


「…お前、地味メガネ?」

最初に口を開いたのは高野道也様だった。


「はっはぃぃぃっそうです」


言った瞬間、高野道也様の整いに整った眉がピクッと動く。


「…お前、眼鏡と三つ編みは?どこいった。」


もっもしかして…


「じゃっ…邪魔だったから取ってっ」


てめえのブッサイクな顔見せんじゃねぇよって?


「…あの歌、お前が歌ったのか?」


私はコクッとうなずいた。

てめえのド下手な歌を聞かせてんじゃねぇよって?


「ふーん」


何かを考えるようにして黙り込む高野道也様。


「あっ…あのぉ」


「あぁ?」                                        
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