ドレミで愛を奏でよう

~道也~

放課後。


俺と音色は、昨日のカラオケ店に再び来ていた。


っていっても、俺は音色について行っただけだけだけど。


音楽のBGMを聞きながら、俺はさっきの教室での出来事を思い出していた。


さっき…


女たちにさんざん言われていた音色を助けたのは、俺の親友の潤だった。


教室の真ん中で、俺が見たこともないような真剣な顔で。


「潤と、どうゆう関係だよ」


普通、ただのクラスメイトのためにそこまで怒んないだろ?


…しかも相手は地味女があだ名の奴。


 
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