ドレミで愛を奏でよう
ふと視線を移す。
と。
先にいたのは、あだ名が“地味メガネ”の女。
分厚い眼鏡に、きっちり編み込まれている三つ編み。
俺の周りにはいないタイプの女だ。
たしかー…
なんだっけ。
あっ、思い出した。
神埼音色だ。
…は、机に肩肘をついて窓の外を見ていた。
「“地味メガネ”どうする?誘う??」
「えー?しらけそうじゃん」
「てか今時眼鏡におさげとかww」
そういってきゃははと笑っている女たち。
おいおい。聞こえてるだろ。絶対。
「ねぇ、道也行こぉ♪」
ぎゅっと俺の腕に自分の腕を絡める女。
相澤美咲(あいざわみさき)。
肩より少し長めの髪をこれでもかってほどくるくるに巻いて、吐きそうになるほどきっつい香水をつけてる女。
女子の中の、中心人物。
こいつとなんかあったら面倒そうだな…。
俺はにこっといつもの笑顔を見せ、教室から出た。
と。
先にいたのは、あだ名が“地味メガネ”の女。
分厚い眼鏡に、きっちり編み込まれている三つ編み。
俺の周りにはいないタイプの女だ。
たしかー…
なんだっけ。
あっ、思い出した。
神埼音色だ。
…は、机に肩肘をついて窓の外を見ていた。
「“地味メガネ”どうする?誘う??」
「えー?しらけそうじゃん」
「てか今時眼鏡におさげとかww」
そういってきゃははと笑っている女たち。
おいおい。聞こえてるだろ。絶対。
「ねぇ、道也行こぉ♪」
ぎゅっと俺の腕に自分の腕を絡める女。
相澤美咲(あいざわみさき)。
肩より少し長めの髪をこれでもかってほどくるくるに巻いて、吐きそうになるほどきっつい香水をつけてる女。
女子の中の、中心人物。
こいつとなんかあったら面倒そうだな…。
俺はにこっといつもの笑顔を見せ、教室から出た。