ドレミで愛を奏でよう
案の定。


ケータイの画面を見て肩を震わせてる道也君。


そんな道也君を、周りの女の子たちはきょとんとして見つめている。


ていうか…


授業中ですよ?道也君。


「高野、なんだそれは。授業中だぞ。早くしまえ。全くちょっと女にモテるからって調子乗るなよ」


西山先生は、何かにつけて道也君を目の敵にしている。


例えば、授業中毎回何回も難しい問題で道也君を当てたり、


道也君の頭を教科書で叩いたり。


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