蒼海の彼方に〜涙雨が止んだら〜
メールだけのつながり
ーーー朝
「ふわぁ…」
私こと影山咲羅は小さくあくびをした。
「あっれ、ケータイ……っとあったあった。」
私は布団の中に紛れ込んでたケータイを手に取るとドキドキしながらケータイを開いた。
メール来てますように…
心の中で小さく祈った。
"新着メール1件"
彼からでありますように…と思いながら恐る恐る開くと
"from時槻玲汰"と画面に表示されていた。
「やった、返信来てた!!」
彼こと時槻くんから返信が来てたことが嬉しすぎてケータイを握りしめたままベットの上で小さく飛び跳ねた。