不良×意地悪×モテモテ=彼氏♡♡
タイトル未編集
私は今日高校生になる。
今日が入学式。
はじめての学校。
はじめてのクラス。
はじめて会う人。


はじめてだらけの新しい生活。
私は






大っ嫌いだ。










嫌になるほど清々しい朝。
カーテンをあける。
朝日が眩しい。

「高校生…かぁ」

新しい生活は苦手だ。
『出会いには別れがあり、別れには出会いがある。』

私は別れるのが嫌いだ。
単純に寂しいから。
私は出会いを楽しみにできることはできない。



そんなネガティブなことを朝から考えてるとダルくなる。
考えるのはやめよう。


コップ一杯のコーヒーを飲み干し家を出た。










徒歩で15分くらいの場所にある高校。
すごく遠く感じる。



ボヤーっとしてると声をかけられた。

「ねぇねぇ今暇??」


暇なわけないでしょ!
制服着てるのがわかりませんかー??

心の中でそぉ思った。


「ねぇねぇ聞いてるー?」


無視。



「ちょっと〜いい加減怒るよー」



無視。



「おぃ!!いい加減にしろ!!」


男の手が私の肩に触れた。

その腕をつかみ一気に背負い投げ。


「ナンパするんだったらほかをあたって下さい。」

男を睨みつける。


あとから三人の男がケラケラ笑いながらこっちにむかってくる。
私はかまえた。


「大丈夫大丈夫!俺らはそいつを回収しに来ただけだから!」


どうやらナンパして来た男を回収しに来たようだ。
私は「さようなら。」の一言だけを言ってその場から離れた。








入学式はもうはじまっていた。

私はでるのが面倒なので屋上に行くことにした。
全校生徒が入学式に参加してるため屋上に行ってもばれなかった。





屋上につくと先に先約がいた。


赤いネクタイ。
同じ一年だ。
彼は私に気づき「入学式サボるなんて悪いなぁ」と笑った。

「あなたも同じでしょ?」

私も笑いながら彼に話しかけた。


「名前は?」
彼が私に聞いた。
「工藤聖月(くどうみづき)貴方の名前は?」
「俺は進藤綾人(しんどうあやと)俺、あんたのこと知ってるわ。」
「私も貴方のことよぉ〜く知ってる。」

『ケンカが強いって有名の!!』

二人の声がかさなった。

私たちは顔を見合わせて笑った。







高校生活のはじまりは
いい感じだった♪

< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop