闇ノ花




「俺の部屋が、綺麗になってる」


「頑張りましたからっ」





本当に頑張った。


ここの掃除は、すごくやりがいがあった。





「本当に礼を言う」


「いえいえー」





そう言いながら笑顔を浮かべる。


掃除が終わった事で、体中から力が抜けた。


本当、疲れた……。





「小松、そういえば」


「はい?」


「山崎がお前を待っている感じだったが……」


「……」




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