闇ノ花




そして私にこう告げた。





「今度、実戦をしよう」


「実戦……?」


「お前の初仕事だ。俺も一緒に行くが、気を引き締めておけ」





山崎はそう言いながら、私達が今来た道を引き返して行った。


実戦……。


大丈夫、できる。


少し緊張した面持ちで、私は山崎の後ろをついて行った。




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